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女のほうが一枚上手?
まず、P.22からP.25で「オトコの5大不思議を解明」というタイトルで、女が不思議に感じる男の(女から見て困った)性質について解説している。
ここのまとめの部分が問題だ。「女のほうが上なんだから大目に見てあげよう」というスタンスなのだ。
こういう無駄に女を持ち上げて男を卑下する男女観は、ただ客観的に間違っているだけではなく、男と女が円満な関係を築く上で邪魔にしかならない。
カニリカや小沢真珠が言うような「女のほうが頭がいい」というアイディアは、一部の奴隷のような男を除けば、受け入れられないだろう。
それは、「本当は女のほうが上なのに、悔しいから認めたがらない」のでもなければ「女が上であることに気付かないほど男が愚か」なのでもない。
ただ単に、女のほうが頭がいいわけではない、これだけだ。
女の言い分と客観性
小沢「たとえば卵の話をしていても、なぜかオレに持っていく(笑)。『オレはこの卵については』とか言う。(以下略)」
カニ「男の人のほうが狭いというか、自分発信な気がする」
これ、全く逆である。
男が話のなかで「俺にとって…」「俺はこう思う」とやたら「俺」をつけたがるのは、男の持つ客観性のせいである。
「世の中にはいろんな人間がおり、思想・信条もさまざまである。今、俺がこれから卵の話をするが、これはあくまで俺の個人的な見解であり、客観的に正しいことは保証しない。」
俺の、と断ることで、これはただの個人の感想であり、気に入らなかったり間違っていると感じたら忘れてくれてかまわない、今からする発言を決して押し付けない、とあらかじめ宣言しているのだ。
自分と知りあい2,3人しか言っていないのに「みんなこう言ってるよ」とのたまってみたり、ただの個人的な意見でしかないのに「○○は××だ」という断定的な言い方をしてしまう女(すべての女ではないが)より、はるかに良心的なのだ。
「男の人のほうが狭いというか、自分発信な気がする」なんて軽々しく言えてしまうカニリカのほうが、よっぽど世界が狭い。
カニ「女が意見を言うと、『確かにそうだよね』と言いながら、『でも』と反論する。聞いてるフリはするの。女の意見も聞いてあげる。なんて心の広いオレって演じてるわりには、最終的な結論では自分の意見」
・・・・・
私に言わせると、これこそ、客観性のない視野の狭い女の典型だ。
相手の意見を聞かずに否定したりせず、まず何を言っているか理解し、その上で反論することは悪いことではない。相手の意見に賛成できないのだ。感情ではなく、理屈で「考えた」上で、「何が正しいか」という結論が相手の意見と異なるのだ。
別に相手が嫌いだから意見を受け入れないわけでも、女を認めたくないから意見を認めないわけでもない。
こんな時、客観的・論理的思考ができる人間は(別に男がみんな客観的・論理的思考ができると言っているわけではない)、あたかも計算式を演算するような作業を頭の中で行い、結論やそれに至るプロセスに誤りがないかどうかを検証し、何が正解かを主張しているのだ。
だから、「いや、私の言うことのほうが正しい」というのなら、相手の主張のどこが間違っているのか、誤りの箇所を指摘し、自分の意見が正しいことを認めさせなけばならない。
「私の言うことが聞けないの?」「女だからってバカにしてるんでしょ!」と言ったところで、説得力はゼロである。
重要なのは意見そのものであり、誰が言ったかではないのだ。
それに、女がこのような不満を持つ場合、暗に、自分の言っていることは正しいのに、という思いが前提にある。正しい意見なのに認められないのは相手が男で、女である自分に間違いを指摘されるのはプライドが許さないからだ、となる。
その「自分の言ってることは正しいのに」をまず「客観的に」検証する必要があるのに。
カニこそ、相手(男)が分からずやでバカだから私の正しい意見が否定された、と思わずに、相手の主張の中身を検証してみたらどうだろう。
************
話をもとに戻すと、
男の嫌な部分を受け入れるのが苦痛だから、「女のほうが偉い」と思うことによって広い心を持とうとしているのかもしれない。が、その処方箋はまずい。
自分たち女だって、男に、女特有の性質によって不快感を与えているのかもしれない(事実、与えている)、ということに思いを馳せれば、お互いさまであり、どちらが上でも下でもなく、大事なのは相互に相手を思いやることだと分かるはずだ。
この記事の中でいえば、男がマザコンなのは、母親はなんでも否定せず受け入れてくれる−これがそもそも間違い。それは理想の母親像という幻想であって、世の中の実際のおかんはそんなに優しくない(笑)−からで、キャバクラにはまる男も、店の女の子がなんでも同情してくれ、つまらないギャグにも笑ってくれるからだ、という記述がそうだ。
男が弱っている時、とにかく同情してくれて、励ましてくれて、自分を否定しない人間に慰められたくなるのは確かだし、それはとても気持ちがいい。
でも、女もそういう存在を求めてない?
話を共感して聞いてくれ、自分が間違っていても決して説教などせず、ただ優しく慰めてくれる人間を。
それを考えれば、マザコン・キャバクラ男を簡単に非難できないはずだ。
自分を客観的に見ることができないことからくる歪んだ優越感は、やがて恋人や夫との間に関係の終わりをもたらすだけだ。
いまどきの男ゴコロは『意外と』複雑
「いまどき男子の恋心は『意外と』複雑」(P.28)、「男は『意外と』ナイーブです」(P.38)
見開きページ冒頭のタイトルである。
私の記憶が正しければ、もう10年以上前から、女性誌では男は意外と細かいとか、繊細とか、男はイメージほどがさつでもタフでもないというようなスタンスでの誌面作りが続いている。
いい加減、学習したらどうか。
男は複雑で、ナイーブな生き物なのだ。そしてそれは意外ではないのだ。
だから女が期待するほど簡単に告白できないし、「年収○○○万円以上じゃないとイヤ」などといった女の声にも敏感になってしまうのだ。
そもそも、告白なんて女からすればいいじゃないか。
男にさせたがる理由なんて、どうせ「意外にナイーブな」男が感じている葛藤と同じようなものを女も感じているか、自分が優位に立ちたいかでしかないんだから。
あと、「意外に」とつけることで、「男は本来こうあるべき」というイメージを刷り込んでいることにも注意したい。
ダメ男を早めに察知する方法
女性誌ならではの特集と言える「第一印象は良かったんだけど…。ダメ男を早めに察知する方法」(P.44)
なぜか男性誌では、「こういう女は気をつけろ」「この手の女と付き合っても絶対に幸せになれないから避けろ」というスタンスの記事がない。
女にどんな無理な要求をされても、「もっとがんばれ」とこれに応えられない男のほうを責めるような記事ばかりなのだ。
肝心のダメ男を察知する方法だが、内容には特に男性差別的なものは見られなかった。
「ある女とうまくいかなかったのは、自分が至らなかったからじゃなくて相手との相性に問題があった。はじめから無理な関係だった…」
男ももう少し、こういう視点を持っていいんじゃないか。
まず、P.22からP.25で「オトコの5大不思議を解明」というタイトルで、女が不思議に感じる男の(女から見て困った)性質について解説している。
ここのまとめの部分が問題だ。「女のほうが上なんだから大目に見てあげよう」というスタンスなのだ。
こういう無駄に女を持ち上げて男を卑下する男女観は、ただ客観的に間違っているだけではなく、男と女が円満な関係を築く上で邪魔にしかならない。
カニリカや小沢真珠が言うような「女のほうが頭がいい」というアイディアは、一部の奴隷のような男を除けば、受け入れられないだろう。
それは、「本当は女のほうが上なのに、悔しいから認めたがらない」のでもなければ「女が上であることに気付かないほど男が愚か」なのでもない。
ただ単に、女のほうが頭がいいわけではない、これだけだ。
女の言い分と客観性
小沢「たとえば卵の話をしていても、なぜかオレに持っていく(笑)。『オレはこの卵については』とか言う。(以下略)」
カニ「男の人のほうが狭いというか、自分発信な気がする」
これ、全く逆である。
男が話のなかで「俺にとって…」「俺はこう思う」とやたら「俺」をつけたがるのは、男の持つ客観性のせいである。
「世の中にはいろんな人間がおり、思想・信条もさまざまである。今、俺がこれから卵の話をするが、これはあくまで俺の個人的な見解であり、客観的に正しいことは保証しない。」
俺の、と断ることで、これはただの個人の感想であり、気に入らなかったり間違っていると感じたら忘れてくれてかまわない、今からする発言を決して押し付けない、とあらかじめ宣言しているのだ。
自分と知りあい2,3人しか言っていないのに「みんなこう言ってるよ」とのたまってみたり、ただの個人的な意見でしかないのに「○○は××だ」という断定的な言い方をしてしまう女(すべての女ではないが)より、はるかに良心的なのだ。
「男の人のほうが狭いというか、自分発信な気がする」なんて軽々しく言えてしまうカニリカのほうが、よっぽど世界が狭い。
カニ「女が意見を言うと、『確かにそうだよね』と言いながら、『でも』と反論する。聞いてるフリはするの。女の意見も聞いてあげる。なんて心の広いオレって演じてるわりには、最終的な結論では自分の意見」
・・・・・
私に言わせると、これこそ、客観性のない視野の狭い女の典型だ。
相手の意見を聞かずに否定したりせず、まず何を言っているか理解し、その上で反論することは悪いことではない。相手の意見に賛成できないのだ。感情ではなく、理屈で「考えた」上で、「何が正しいか」という結論が相手の意見と異なるのだ。
別に相手が嫌いだから意見を受け入れないわけでも、女を認めたくないから意見を認めないわけでもない。
こんな時、客観的・論理的思考ができる人間は(別に男がみんな客観的・論理的思考ができると言っているわけではない)、あたかも計算式を演算するような作業を頭の中で行い、結論やそれに至るプロセスに誤りがないかどうかを検証し、何が正解かを主張しているのだ。
だから、「いや、私の言うことのほうが正しい」というのなら、相手の主張のどこが間違っているのか、誤りの箇所を指摘し、自分の意見が正しいことを認めさせなけばならない。
「私の言うことが聞けないの?」「女だからってバカにしてるんでしょ!」と言ったところで、説得力はゼロである。
重要なのは意見そのものであり、誰が言ったかではないのだ。
それに、女がこのような不満を持つ場合、暗に、自分の言っていることは正しいのに、という思いが前提にある。正しい意見なのに認められないのは相手が男で、女である自分に間違いを指摘されるのはプライドが許さないからだ、となる。
その「自分の言ってることは正しいのに」をまず「客観的に」検証する必要があるのに。
カニこそ、相手(男)が分からずやでバカだから私の正しい意見が否定された、と思わずに、相手の主張の中身を検証してみたらどうだろう。
************
話をもとに戻すと、
男の嫌な部分を受け入れるのが苦痛だから、「女のほうが偉い」と思うことによって広い心を持とうとしているのかもしれない。が、その処方箋はまずい。
自分たち女だって、男に、女特有の性質によって不快感を与えているのかもしれない(事実、与えている)、ということに思いを馳せれば、お互いさまであり、どちらが上でも下でもなく、大事なのは相互に相手を思いやることだと分かるはずだ。
この記事の中でいえば、男がマザコンなのは、母親はなんでも否定せず受け入れてくれる−これがそもそも間違い。それは理想の母親像という幻想であって、世の中の実際のおかんはそんなに優しくない(笑)−からで、キャバクラにはまる男も、店の女の子がなんでも同情してくれ、つまらないギャグにも笑ってくれるからだ、という記述がそうだ。
男が弱っている時、とにかく同情してくれて、励ましてくれて、自分を否定しない人間に慰められたくなるのは確かだし、それはとても気持ちがいい。
でも、女もそういう存在を求めてない?
話を共感して聞いてくれ、自分が間違っていても決して説教などせず、ただ優しく慰めてくれる人間を。
それを考えれば、マザコン・キャバクラ男を簡単に非難できないはずだ。
自分を客観的に見ることができないことからくる歪んだ優越感は、やがて恋人や夫との間に関係の終わりをもたらすだけだ。
いまどきの男ゴコロは『意外と』複雑
「いまどき男子の恋心は『意外と』複雑」(P.28)、「男は『意外と』ナイーブです」(P.38)
見開きページ冒頭のタイトルである。
私の記憶が正しければ、もう10年以上前から、女性誌では男は意外と細かいとか、繊細とか、男はイメージほどがさつでもタフでもないというようなスタンスでの誌面作りが続いている。
いい加減、学習したらどうか。
男は複雑で、ナイーブな生き物なのだ。そしてそれは意外ではないのだ。
だから女が期待するほど簡単に告白できないし、「年収○○○万円以上じゃないとイヤ」などといった女の声にも敏感になってしまうのだ。
そもそも、告白なんて女からすればいいじゃないか。
男にさせたがる理由なんて、どうせ「意外にナイーブな」男が感じている葛藤と同じようなものを女も感じているか、自分が優位に立ちたいかでしかないんだから。
あと、「意外に」とつけることで、「男は本来こうあるべき」というイメージを刷り込んでいることにも注意したい。
ダメ男を早めに察知する方法
女性誌ならではの特集と言える「第一印象は良かったんだけど…。ダメ男を早めに察知する方法」(P.44)
なぜか男性誌では、「こういう女は気をつけろ」「この手の女と付き合っても絶対に幸せになれないから避けろ」というスタンスの記事がない。
女にどんな無理な要求をされても、「もっとがんばれ」とこれに応えられない男のほうを責めるような記事ばかりなのだ。
肝心のダメ男を察知する方法だが、内容には特に男性差別的なものは見られなかった。
「ある女とうまくいかなかったのは、自分が至らなかったからじゃなくて相手との相性に問題があった。はじめから無理な関係だった…」
男ももう少し、こういう視点を持っていいんじゃないか。
