こういう女はやめとけ No!男性差別
旧「間違いだらけの男女関係−で、お前は何をしてくれるんだ?」。男性にはパートナー選びに失敗しないための指針書として。女性には男心を知るためのモテマニュアルとして。こういう女(になるの)はやめとけ!
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牛窪恵(2009)『「エコ恋愛」婚の時代』(光文社新書)

恋愛に熱くない、上の世代ほどエネルギーを注がなくなった今の20代、30代について統計や先行研究をもとに分析し、少子化、経済の停滞といった現在横たわる問題の解決策を考察した本。

問題は4章で、「男のほうが生物学的に弱い性である」とする『できそこないの男たち』(福岡伸一(2008)、光文社)を論拠に、「なるほど、だからいざというとき、女のほうが強いのか」などといわゆる「上から目線」で男を語ってみせる。

 ダブルスタンダード

もし、遺伝子の形状を根拠に男を弱い性とする説を本気で受け入れるのならば、そんな弱い男に、女より強いことを前提に「男役割」を割り振ることはただちにやめるべきだし、そう訴えるべきだ。

しかし牛窪は、たとえば「そのことによって、いまひとつ自信が持てない男性達も、告白しやすくなるだろう」(P.122)といった記述を見る限り、告白という男役割を男に期待している。

弱い性だと男をバカにするのなら、男に頼ってはいけないし、逆に男に男役割を期待して頼るのなら、「弱い性」などと男を侮辱してはならない。


結局女のいつものいいとこ取り、ダブルスタンダードなのだ。

男に何かを頼むとき、男役割をしてもらいたいときは女は男より弱い性になり、女の自尊心・優越感を保ちたいとき、要求を満たしてくれない男を腐すときは、今度は男のほうが弱いことになるのだ。

慣れているとはいえ、毎度毎度うんざりさせられる。


 女は強くなってはいない

「女性は「オバタリアン」「オヤジギャル」など、どんどん強くたくましくなっていった」(P.135)
「女がいろんな意味で強くなり、「イヤなことはイヤ」とハッキリ自己主張できるようになった」(P.144)

これが一般的な認識なのは知っている。
だが、10年前に『男は虐げられている』で指摘したとおり、80年代以降の日本における男女の変化を「女は強くなった」「男は弱くなった」と評価するのは間違っている。

いったい男女はどのように変わってきたのか。
一言でいうと「性役割からの解放」である。

まずは女が解放された。言い方を変えると、女は女らしくなくなった。
遅ればせながら、男も性役割から解放されつつある。草食系男子などと呼ばれる現象もその表れだ。

同じ性役割からの解放なのに、女は強くなったと褒められ、男は弱くなったと揶揄される。
性役割に耐えきれず、先に逃げたのは女のほうなのに、だ。
まるで、女が性役割から解放される・女らしくなくなることはいいことで、男が性役割から解放される・男らしくなくなることは悪いことであるかのようだ。
この評価が不平等であることにまず気付かねばならない。

女は好きにしていいが、男は旧来の男役割に縛られていろ、とでもいうのだろうか。

このような間違いがまかり通っているのも、「Q&A男性差別」で書いた「男は支配者にして加害者、女は被害者」という誤った認識が前提になっているからだ。


女が強くなったと主張したいのなら、経済的負担や恋愛・結婚における関係開始のトリガー役など、これまで男に頼ってきたタスクを平等に分担することで、その強さを証明しなければならない。


えっ?男らしくない・男役割を果たそうとしない男は魅力がない・価値がないですって?

それじゃ某大臣(当時)の「女は子を産む機械」発言と変わらないじゃないですか。


女は、決して強くなってはいない。
肥大した権利意識と被害者意識という内面と、それを全面的にサポートする、女だけを性役割の被害者だとし、女に有利なさまざまなダブルスタンダードがまかり通る社会の誤った男女観があいまって、権利−平等と特権−を要求する請求力が不当に強くなっているだけだ。


 男にとって結婚のメリットとは?

あと気になったのが、結婚の必要性やメリットについて、ほぼ女の立場から「のみ」の記述になっていることだ。

ロマンティックな恋愛と結婚を結びつける考え方が、決して古来から続く永遠不変のものではないという指摘はその通りだ。結婚はシステムだ、という割り切りや冷徹な計算があるのもかまわない。

しかし、だとすると
「男にとって、そこまで割り切ってでも結婚する意味は?」
という疑問が残る。

外見や仕事の能力など、自身のスペックを客観的に把握し、つまり自分の「身の程」を知った上で、とくに憧れもしない女と、自分が稼いだ収入の半分を合法的に持っていかれる、という契約を結ぶメリットは何なのか?

ただでさえ物騒な世の中になっているというのに。(追記参照)

女にとっては、経済面での分かりやすいメリットがある。
しかし男の場合、いくら今の20代にとって、結婚後の共働きが大前提になったとはいえ、女の期待する、結婚相手の男の年収が自分より高いことには変わりがない。


これまで1人暮らしをしていた男女が共同生活をすることで、生活レベルが上がることは理解できる。(少子化対策として、関係省庁はこのメリットをもっと宣伝すべきだ)
しかし、その「これまで以上の生活レベル」を手に入れるために負担するコストは、果たして男女で同じになるだろうか。

たとえば牛窪のいう「年収500万円足らずでも「2人で800万円稼ごうね」と「下から目線」で女性をフォローしてくれる男性」のカップルの場合、それぞれの年収が男480万、女320万だとすると、女の年収は男の2/3である。年収からいくと、家計に入れる生活費は男のほうが多くなるのではないか。仮にそうだとして、それで家事負担が同じならば、「これまで以上の生活レベル」のために負担するコストは、男のほうが多いことになる。

そこには不平等が存在するのである。

結局、それでも男が結婚する理由は、相手の女に対する、ロマンティックな感情しかないのではないか。

この本でもそうだが、男は往々にして、恋愛や結婚に対してロマンティック過ぎる、夢を見過ぎているとバカにされる。女はもっと現実的なのに、と。

でも、結婚によって男が物質的には得しないのだから、ロマンや幻想を追い求めるのは当然なのだ。それしか結婚する意味、メリットがないのだから。


もし、男にもっと現実的に割り切ってもらって、今より容易に結婚に踏み切るように仕向けたいのであれば、結婚はこれだけ得しますよ、という具体的なメリットを提示できなければならない。
独身王子は早く死ぬ?」みたいな脅しじゃなくてね。

じゃないと、こういう事態はこれからも続く。

結婚したい女多過ぎ お見合いパーティーに男足りず

「結婚を前提とした婚活パーティーを開いても、女性は集まるが男性がなかなか集まらない」という運営者側のぼやき声もたびたび耳にする。
http://news.ameba.jp/domestic/2009/10/47584.html


いま一度、このブログの以前のサブタイトルを口にする必要があるようだ。

で、お前は何をしてくれるんだ?

*******************************
婚活ブームのなか、女の描く結婚像や男性への要求が少しずつ現実的になっていることは評価できる。
しかし、現在の男の変化は、弱体化ではなく平等化である。つまり片務的な男女関係から相互扶助的な関係への変化であり、牛窪がこの本の4章で述べているのとは違う意味での「あるべき姿への回帰」なのである。

これを理解しないと、男女間の認識のズレは埋まらないし、その認識のズレは結婚後の2人の関係にも深刻な影を落とすことになる。

※追記:J-CASTニュースより(2009年11月2日)
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-52982/1.htm
急増する女性結婚詐欺師 ネット結婚相談所が温床

このところ女性が男性をだます結婚詐欺のニュースが目に付くようになった。周辺で次々男性が不審な死を遂げた東京都の無職の女(34)の例もそうだった。これまで結婚詐欺師といえば男性が殆どというイメージがあるが、女性の結婚詐欺師はインターネットの普及と共に急増し、ネットの結婚紹介所などを通じて被害が拡大しているのだという。

 72歳女性が結婚相談所を通じ知り合った男性をだます

結婚詐欺容疑で逮捕された34歳女性は、インターネットで自分を「学生」「介護ヘルパー」などと自己紹介。ハンドルネームを使い分け、一度に複数の男性と交際。「学費が未納で卒業できない。卒業したらあなたに尽くします」などと結婚話を持ち掛けたという。金が口座に振り込まれた後は別れ話を切り出した。相手は40代から70代と幅広く、70代の男性は7400万円も渡していたとされている。いずれの男性とも独身で、女性との交際や結婚を真剣に考えていた人ばかり、だった。そして交際した数人が不審死を遂げている。

一昔前まで結婚詐欺といえば、男性が小金持ちの結婚適齢期女性に近づくといったケースが多かった。しかし、このところ、女性の詐欺事件のニュースが目立つ。

08年11月には秋田県で夫のいる無職の女性(当時45)が逮捕された。50代の会社員に結婚話を持ちかけ、男性の実家の母親の面倒を見て信用させ10万円をだましとった、というもの。この女性は3回も結婚詐欺に問われ、実刑判決を2度受けている。長く独身生活を送っている初婚男性につけ込む手口で、だまし取った金は、高価な洋服や化粧品に使われた。女性は公判で詐欺を働く理由を、

「万札が常に財布に入っていないと落ち着かない」
などと公判で語ったという。

また、07年10月には元ミス日本の女性(当時47)が、結婚相談所で知り合った52歳の公務員から500万円詐取したとして逮捕された。息子がサッカーの試合で大けがをして治療に2000万円かかり「その借金を返さないと結婚できない」と嘘をついた。銀行口座には同様の振り込みが数人からあったという。

結婚詐欺は若い女性に限ったことではないようで、08年2月に栃木県で、当時72歳の女性が結婚相談所を通じ知り合った男性に詐欺を働き逮捕された。だました相手は当時67歳、72歳という高齢者で、「税金を納めなければ不動産が差し押さえられる」などと嘘をついた。同じ手口で10都県の27人をだましたと供述していて、被害額は1億円にのぼるとされる。

08年7月には当時69歳の女性が42歳と偽ってお見合いをし、当時49歳の男性から現金100万円をだまし取った詐欺の初公判が栃木県で行われた。女性は自由になる金が欲しくなり、おとなしい性格の男性から現金をだまし取れる、と思ったのだという。
コメント
この記事へのコメント
>男は往々にして、恋愛や結婚に対してロマンティック過ぎる、
>夢を見過ぎているとバカにされる。女はもっと現実的なのに、と

まったく同意ですが、むしろ子育てに対してこそ
メリットがあると思うのですが
・男は糧を稼ぐのに専念できる
・女は子育てに集中できる
・姻族が増えることで援助の幅が広がる(デメリットもあるが)

裏を返せば子育てがなければ、デメリットの方が
大きいと思います。
2009/11/04(水) 12:42:59 | URL | はちぞう #KPRyFQWg[ 編集]
うーん
>はちぞう さん
>・男は糧を稼ぐのに専念できる
>・女は子育てに集中できる
少なくとも男性側は「育児に参加しろ」と言われますよね
たとえフルタイムの仕事を持っていて家計を1人で支えていても。

もちろん、それが子供にとっていいのは分かりますが
2009/11/05(木) 01:06:12 | URL | GenTrade #-[ 編集]
>男性側は「育児に参加しろ」と言われますよね
核家族化で構成員が減ってますから
ある程度は致し方ないと思います
あくまでも主目的は育児で、その他は従であるのでは?

結婚という形で相手を縛れば
女性側は相手が他の女を妊娠させて
自分の子が不利益を蒙る可能性を減少できるし、
男性側は糧を与える約束事で
自分の子供を養育させている面もあると思います。

と同時に不貞を戒めることで
自分以外の相手との性交渉も排除できますしね。

でも男が結婚にロマンを求めてるってのは
合意です。
2009/11/05(木) 09:21:52 | URL | はちぞう #KPRyFQWg[ 編集]
真実を書かれて困ってる寄生女がファビョってるブログは
ここですか?w

>核家族化で構成員が減ってますから
>ある程度は致し方ないと思います
「当分の負担」を超える男のタスクと
男をバカにできる記述だけは
同意してみせて
2009/11/05(木) 15:52:46 | URL | 世直し隊 #-[ 編集]
これまで1人暮らしをしていた男女が共同生活をすることで、生活レベルが上がることは理解できる。(少子化対策として、関係省庁はこのメリットをもっと宣伝すべきだ)

 少子化対策ということは、子供を作るということですよね?
 二人暮らしならともかく、子供が出来たらまた生活レベルは下がるのでは?
2009/11/05(木) 19:48:50 | URL | 通りすがりの異邦人 #dZ2c3wmQ[ 編集]
つーか
実際24時間2歳児以下の幼児と2人きりでいたら
気が狂いそうになりますよw。

本筋から外れてますよw
男女が共同生活をしたところで
男側は家事の対価を払わなければならないし
女側は収入にある程度依存しなければならない
決して生活レベルは上がらないし、
むしろ制約が増えるだけだと思いますが。
2人の共同生活でルームシェア的な節約ができると
主張するかもしれませんが、リスクが大きすぎませんか
2009/11/09(月) 11:17:18 | URL | はちぞう #-[ 編集]
遅くなりましたが・・・
>通りすがりの異邦人 さん
結婚したカップルが産む子供の数は減っていないことから、
少子化の原因は婚姻率の低下でほぼ説明できるわけで、
ならば、婚姻率が上がればいい、と。

もちろん、そうなると今度は「結婚したカップルが産む子供の数」の平均値が下がる可能性がありますが、新たに増えたカップルから少しでも子供が誕生すれば、少子化対策としては成功でしょう。
2009/11/12(木) 23:41:01 | URL | GenTrade #-[ 編集]
>はちぞう さん
まずは2度目の、2009/11/05(木) 09:21:52に書かれた書き込みについてですが、つまり、男性のほうが負担が多くなることを「仕方がない」と正当化するわけですね?

私が引っかかったのはそこで、最初の書き込みの
>むしろ子育てに対してこそメリットがある
というのは、男女双方にメリットがある、という意味だったんですよね?
そのつもりで書き込みを読ませていただいたのですが、はちぞうさんの言ってることからは、その男性側のメリットというのが見えてこない。

>本筋から外れてますよw
はちぞうさんが何に主眼を置かれているのかは分かりませんが、少なくとも私は(このブログ内では)、男女間のメリット・デメリット、役割分担やギブ・アンド・テイクについてです。
2009/11/12(木) 23:59:43 | URL | GenTrade #-[ 編集]
お初です。
結構前から読ませていただいてます。

まぁ今の時代、「男は男らしく、女は自分らしく」ですよね(笑)
ほんと女がいうようになったモンです(笑)
2009/11/23(月) 00:02:50 | URL | たたみ #-[ 編集]
横ヤリ失礼します
ときに拝見しております。

はちぞうさんの
>男側は家事の対価を払わなければならないし
>女側は収入にある程度依存しなければならない

に思わず吹いてしまいました。
男性の「〜なければならない」は、対価という労働なのに対し、
女性の「〜なければならない」は、依存という寄りかかり、いわば楽。

>男側は家事の対価を払わなければならないし
に続く、対等な関係は
「女側は労働の対価を払わなければならない」
であるはずです。

このようなあからさまな不平を平然と書いてのけるような女の存在は、そうではない女にとって最大の敵です。
2009/11/24(火) 16:11:59 | URL | 趣旨に同意する女 #-[ 編集]
今日初めてこの人の新聞記事をよんだが本当に上から目線で不快感を感じた
他人は鏡
自分が弱く愚かだと他人もそう見えるという典型例だろう
2010/06/15(火) 08:05:51 | URL | 同意者 #iNkkP8is[ 編集]
Re: 同意者さんへ
> 今日初めてこの人の新聞記事をよんだが本当に上から目線で不快感を感じた
> 他人は鏡
> 自分が弱く愚かだと他人もそう見えるという典型例だろう
1ヶ月遅れてレスするのもあれですが、
牛窪氏は、マスコミに登場するバブル世代の論者のなかでは、比較的ダブルスタンダード(男は男らしく、でも女に女らしさを求めるのは差別・時代遅れ)がない人だったんですよ。
それなのに…、この本を読んでショックだったので、こういうきついタイトルになりました。
2010/07/11(日) 06:08:42 | URL | GenTrade #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2011/09/26(月) 13:58:37 | | #[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2011/09/26(月) 15:35:54 | | #[ 編集]
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